出産祝いを頂いた際に「お返しはいらないからね」と言われると、助かる反面
- 本当にお返しをしなくていいの?
- 社交辞令や建て前で言っているだけだったらどうしよう
- 後で陰で「お返しくれなかった」なんて言われてたら嫌だ
- いらないと言われてもお祝いに対してお礼の気持ちを示したい
なんて不安や悩みが出てきたりしますよね。
素直に受け取って甘えても良いものか、それともいらないと言われても返したほうが良いのか、相手別にご紹介しますので参考にしてくださいね。但しあくまで参考ですので、相手との普段の関係性を重視し、決めてくださいね!
両親・義両親の場合
両親や義両親の場合、これからの生活に役立てて欲しいという思いで出産祝いのお返し(出産内祝い)はいらないと言うことが多いです。
この場合は返してしまうと逆に相手の好意を無駄にしてしまい、赤ちゃんのために使ってほしかったのにとがっかりされてしまったり、場合によっては他人行儀だと怒らせてしまう事もありますので、素直にお礼を言い甘えることも今後の関係を円滑にすることに繋がります。
どうしても返したい場合は赤ちゃんの写真の入ったフォトフレームやフォトアルバム等ですと、他人行儀感が少なく、素直に受け取ってもらえることが多いですよ。この場合はのしをつけずにお渡しすると良いでしょう。また、半返し~三分の一のお返しという常識にとらわれず、少なめの金額のものでも大丈夫です。
兄弟の場合
兄弟の場合も、いらないと言われた場合はそんな他人行儀なことしなくても良いよ、生活に役立てて!という意味が込められていることが多いので、素直に甘えても良いでしょう。
但し、兄弟が結婚している場合は配偶者のほうが気にする可能性もありますので、その場合はお返し(内祝い)をしたほうが後にトラブルに発展する可能性がなく無難でしょう。
兄弟が複数いて1人に返す場合は、他の兄弟に配偶者がいなくても返したほうが平等でもやもやした気持ちも残りませんね。
祖父・祖母の場合
祖父・祖母の場合も同じく、赤ちゃんが産まれた今後の生活のために役立てて欲しいという思いが込められている事が多いです。
お返しをしない場合、可愛いひ孫の写真を送ってあげたりすると喜ばれますよ。ご年配の方はデジタルに馴染みのない方も多いので、印刷・現像したものだと望ましいですね。
親戚の場合
親戚の場合は、その親戚との関係性を考えて見極めましょう。
普段からとても仲良くしていて気心の知れている親戚の場合は両親と同じく生活に役立てたほしいという意味が込められていることが多いです。
あまり連絡をとらない親戚の場合も生活に役立ててほしいという意味が込められていることももちろんありますが、社交辞令の場合や他の親戚に合わせて言っているだけの場合もありますので、迷った場合は返したほうが後にトラブルになる事もないでしょう。
友人の場合
仲の良い友人にお返しは返さなくても良いと言われた場合、「じゃあこういう場合はお返しなしのルールにしようか」という提案の上でお言葉に甘えると、後から友人が出産した場合にも「私が出産した時もお返し渡さなかったからいらないよ!」と平等な関係が築けるでしょう。
但し、過去に友人が出産して内祝いを頂いている場合は「あの時自分もお返しをもらったから」と友人を納得させた上でお返しを贈るともやもやが残りませんね。
どうしてもお返しをしないことが気になってしまう場合は、落ち着いた頃にお食事に誘ったり、のしをかけずさりげないプレゼントをしたりなど気を遣わせない程度のお礼で気持ちを示すと良いですね。
職場の方の場合
社長や上司など、目上の方の場合
職場での人間関係では、マナーとしてきちんとお返しするのが望ましいです。しかし相手が社長や上司など、目上の方の場合は半返しまでいかない三分の一程度のお返しに留めると控えめで良い印象を与えられます。
部下の場合
お祝いを頂いたのが部下の場合もマナーとしてお返しするのはもちろん、半分程度のお返しをするのが望ましいです。
同僚の場合
同僚の場合も基本的にマナーとして頂いたお祝いの半分~三分の一程度のお返しをしましょう。
但し、友達のように仲の良い同僚の場合は友人同様、お互い内祝いはしないルールを決めたり、お食事やさりげないプレゼントで感謝の気持ちを伝えるのもありでしょう。
連名で頂いた場合
職場のみんなから、と連名でお祝いを頂くパターンも多いかと思います。連名で頂き、返さなくても良いと言われた場合は「こういう場合はみんなお返しをしない」という決まりがあるのかもしれません。判断に迷う場合は会社に長く勤めている方に前例を聞いてみましょう。また、返すことにした場合も返さない場合も上司・部下にかかわらず対応は統一しましょう。
返さない場合もお礼は言おう
出産祝いのお返し(内祝い)を返さない場合も、お礼はしっかりと伝えましょう。
直接手渡しで頂いた場合はその場でしっかりお礼を伝えましょう。
郵送等で届いた場合や人づてに頂いた場合、できるだけ早くお礼の連絡を入れましょう。メールやラインは若い方であれば理解がある場合が多いですが、ご年配の方ですと非常識だと思われてしまう場合もありますので迷ったら電話でのお礼が望ましいですね。
相手との関係性を考えて判断しよう
ご紹介した対応はあくまで基準です。相手との普段の関係を考慮した上で、出産祝いのお返し(内祝い)はいらないと言われた際の対応を決めましょう。
また、相手方の親族の場合はどういう方なのか分からないという事もありますので、夫婦でしっかり相談し、お互い不安が残らないよう対応しましょう。
お返しを返さないいずれの場合も、お礼を伝える事は忘れず、もし余裕があれば頂いたお祝いの品を使っている写真や、金銭の場合はそのお金で買ったものなどを教えてあげると喜ばれますよ。