出産祝いのお返し(内祝い)をするにあたって、いらないなと思われてしまう贈り物をしてしまうのは避けたいですよね。出産内祝い選びに失敗してしまうと、せっかくのお祝い事なのに贈るほうも贈られるほうも残念な気持ちになってしまいます。
そこでこの記事では出産内祝いで頂き、「正直いらない」と思われる事が多い物たちを集めてみました。失敗しない出産内祝い選びの参考にしてみて下さい。
正直いらないと思われる事の多い出産内祝い
写真入りギフト
産まれたての赤ちゃんの写真入りのギフト。たしかに可愛いは可愛いのですが、もらってもいらないという方が多数です。
メッセージカードなどに写真が入っている物であればまだ許されるようですが、写真入りのお皿やマグカップなど残る物は貰っても困ってしまう方が多いようです。また、パッケージなどに印刷されている物もお皿などよりかは受け入れられる傾向にありますが、捨てづらいという意見もあるようです。
反対に両親や祖父母などからは写真入りギフトはとても喜ばれる品になっていますので、相手を選んで贈ったほうが良いでしょう。
名入れギフト
出産内祝いの定番となりつつある名入れギフト。贈る相手の名前でしたらOKですが、産まれた赤ちゃんの名前の入ったグラスやお皿などは、写真入りギフト同様困ってしまう方が多いです。
但し、名入れギフトはお菓子などの消えものであれば大体の方が受け入れてくれるようです。パッケージに名前が入るタイプも、写真よりかは捨てやすい為受け入れてもらえる事が多いです。
グラスなどペアのもの
グラスやお皿など、ペアのものを頂いて困る、というのは独身の方に多いようです。嫌みかと捉えられてしまう場合もあるので、独身の方にペアのものを贈るのは避けたほうが良いでしょう。
タオル
内祝いなどで定番のタオルですが、定番が故に家に溜まりすぎてしまっていらない、という方もいらっしゃるようです。
迷ったらタオル!というのは今の時代はちょっと危険かもしれませんね。
また、独身の方で実家暮らしの方はタオルが間に合っている事が多く、あまり好評ではありません。
量が多すぎるもの
独身の方や夫婦二人など、少数で生活している方には量が多すぎるものも食べきれなかったり使いきれなかったりで困ってしまうようです。
消費期限・賞味期限の短いもの
消費期限・賞味期限が短すぎるものも、食べるタイミングを自分で決める事ができない為に好まれない事があります。
仕方なく丸々捨ててしまった、なんて事になったら悲しいですので、日持ちのしない食品はあまりおすすめできません。
好みに合わない柄・デザインのもの
まったく自分の好みでない、派手な柄のものを頂いて困った、という話もよくあるパターンですので注意しましょう。
お菓子などのパッケージが好みか好みでないかは大体の人が気にしませんが、タオルや食器など日常的に使うものですとやはり好みでない物はあまり嬉しくないですよね。
タオル自体は嬉しいんだけど、この柄だからちょっと使えない・・・なんてことにならないよう、物を贈る際は好みをリサーチするか、もしくはシンプルなものを選ぶようにしましょう。
いらない以前に贈ってはいけない品
いらない以前に縁起が悪いとされる物や、贈る相手によっては注意する必要がある物もありますので出産内祝い選びの際にはこれらに注意して選んでみましょう。
縁を切ることを想像させてしまう刃物
はさみや包丁などの刃物は、「縁を切る」という事を想像させてしまうので贈り物としてはNGとされています。その一方で刃物の贈り物は「新たに切り開く」という意味で縁起が良いとされる意見もあります。誤解されてしまう可能性のある刃物をわざわざ選ぶ必要もありませんが、この人なら絶対にこれがいいと思う、という刃物の贈り物を見つけた際には一言添えて渡すと誤解がなくて良いですね。
別れを連想させるハンカチ
ハンカチは日本語表記にすると「手巾(てぎれ)」。手切れ=あなたと会うのはこれきりです、という意味に捉えられてしまいます。可愛いデザインの物が増えている現代、完全NGではありませんが、意味をよく知っているご年配の方などは激怒してしまう可能性もあるので気を付けましょう。特に装飾のない白のハンカチは亡くなった方の顔にかけるものなので完全にNGです。
目上の方には筆記用具・履物はNG
会社の上司、先輩など目上の方にボールペンなどの筆記用具を贈るのは「もっと勉強に勤しみなさい」という意味になってしまうので避けましょう。
履物を贈るのは踏みつける、という意味になりますので目上の方に贈るのは失礼に値します。
弔事で使われる日本茶
弔事でよく使用される事から日本茶は出産内祝いにNGという意見もありますが、近頃では素敵なデザインのものも多くOKとされがちです。但し、ご年配の方の中には気にする方もいらっしゃいますので注意しましょう。
語呂合わせ櫛(くし)
櫛(くし)は「苦」と「死」を連想させる為、お祝い事には相応しくないとされています。
相手の生活スタイルや好みをリサーチしよう
同じ品物でも相手によって喜ばれたり困られたりしてしまいます。相手の生活スタイルや好みをリサーチした上で出産内祝いの品を選ぶと失敗が少ないです。親戚の方で好みや生活スタイルが分からないという場合は両親などに聞いてみると良いですね。