上司と部下という関係なだけあって、上司への出産内祝いにはとても気を使うという方も多いのではないのでしょうか。
出産内祝いのギフト選びや、マナーを守れるかどうかは、今後の関係に影響を及ぼすと言っても過言ではありません。
- 上司だけに出産内祝い選びに失敗できない
- センスがないとか、いらない物だったとか、思われたくない
- マナーの知らない部下だと思われたくない
この記事は、そんな方に読んでほしい記事です。
上司へ贈る出産内祝いを選ぶポイント
上司への出産内祝いを選ぶポイントは、休日にゆっくりと楽しんでもらえるような一品を選ぶ事です。また、上司のライフスタイルも意識して、独身であれば一人で楽しめるような物を、家族のいる上司であれば家族で楽しんでもらえるような物を贈るのが良いでしょう。もちろん、上司が男性か女性かで選ぶべき物も変わってきます。
目次の贈ってはいけない物で詳しくは説明していますが、仕事関係の品を上司に贈るのは上から目線な意味を持つものが多く、NGとされる物がありますので注意しましょう。
女性の上司に喜ばれる出産内祝い
おしゃれな石鹸
可愛い物が好きな女性上司には、心ときめくような可愛い石鹸を出産内祝いとして贈ってみませんか?
洗面台やお風呂場にあるだけで生活が楽しくなるような、華やかな見た目の石鹸は眺めているだけでも気分が明るくなります。
シンプルな物が好きな上司には、シンプルだけれどもお肌に優しい石鹸などもおすすめです。
石鹸はこんな上司にオススメ!
- 衛生意識の高い上司
- 可愛い物が好きな上司
優しさも贈るハンドクリーム
仕事で一生懸命手を動かしている女性上司には、ハンドクリームを贈るのがおすすめです。
特に書類を扱う事の多い女性上司は、紙に手の水分を奪われて乾燥しがちです。また、家事をよくする上司も年中手は乾燥していますので、そういった女性にハンドクリームを出産内祝いとして贈るのは、優しさも含まれたギフトになるのではないでしょうか。
選ぶ際には是非、上司の好みに合いそうな可愛いパッケージの物をチョイスしてみて下さいね。
ハンドクリームはこんな上司にオススメ!
- 書類をよく扱う上司
- 美意識の高い上司
- 家事など水仕事をする上司
仕事を頑張る上司には入浴剤
日々仕事に全力で頑張っている女性上司には、入浴剤を贈ってみては如何でしょう。
おしゃれな入浴剤で、日々の疲れを癒してもらえたら最高ですね。
また、温泉が好きな上司にも、自宅で温泉気分やスパ気分を味わってもらうのにピッタリな一品でしょう。バブルバスなどの、楽しい入浴剤などもおすすめですよ。
入浴剤はこんな上司にオススメ!
- 日々仕事を頑張る上司
- バスタイムが好きな上司
- 温泉が好きな上司
甘い物が好きな上司にはスイーツ
甘い物が大好きな女性上司には、やはりスイーツを贈るのが喜んでもらえます。
若い上司であれば見た目の可愛いSNS映えするような物が、ご年配の上司には高級感のある物や老舗の和菓子などが喜んでもらえる傾向にあります。
また、仕事を頑張りすぎてちょっとお疲れ気味な上司に、スイーツを贈って糖分補給してもらうのも良いですね。
スイーツはこんな上司にオススメ!
- 甘い物が好きな上司
- 可愛い物が好きな上司
- 疲れがちで糖分が必要そうな上司
ちょっと変わった調理器具
料理が好きな上司には、各家庭に絶対ある・・・訳ではないちょっと変わった調理器具を出産内祝いとして贈るのもおすすめです。
スイーツ好きな上司にはクレープメーカーやわたあめメーカー、お酒が好きな上司には自宅のテーブルで焼き鳥が焼ける卓上グリルなんかも最高ですよ!
パーティーなどでも活躍するので、家族の多い上司や親戚で集まる機会の多い上司、友人とよく集まる上司にもおすすめです。
調理器具はこんな上司にオススメ!
- 料理の好きな上司
- 変わった物が好きな上司
- パーティーなどが好きな上司
男性の上司に喜ばれる出産内祝い
アルコール好きにはやっぱりお酒
お酒が好きな上司には、やはりお酒を出産内祝いとして贈るのが一番喜んでもらえるのではないでしょうか。
お酒を選ぶ際には、上司の好みのお酒のジャンルを把握しておきましょう。ビール好きにはビールが、日本酒好きには日本酒がやはり喜んでもらえます。その中でも、地酒や高級な物など、普段買う事のないようなお酒を選ぶと良いですね。飲み比べセットなんかも楽しくて人気があります。
お酒はこんな上司にオススメ!
- お酒の好きな上司
- 晩酌の習慣のある上司
素敵な朝にしてくれるコーヒー
コーヒーが好きな上司や、コーヒーを飲む習慣のある上司には、やっぱりコーヒーを出産内祝いとして贈るのが喜ばれるかと思います。
好きなブランドがある方にはきっとそれが喜んでもらえるかと思いますが、普段自分では買わないような高級店の物なども喜んでもらえます。
また、コーヒーは賞味期限が長いので、いそいで消費しなくても良いというのも喜ばれるポイントです。
コーヒーはこんな上司にオススメ!
- コーヒーが好きな上司
- コーヒーを飲む習慣のある上司
- いつも眠たげな上司
アウトドアにも良いコーヒードリッパー
コーヒーの出産内祝いも良いですが、頑なな好みのある上司や、逆に好みがよく分からない上司へはコーヒードリッパーを出産内祝いとして贈るのもおすすめです。
上司はいつも缶コーヒーばかりだ、という場合でも、この機会にコーヒードリッパーを贈れば新たな発見をしてもらえるかもしれません。
また、キャンプなどのアウトドアが好きな上司へもおすすめの一品です。野外での淹れたてコーヒーなんて、最高に素敵ですね!
コーヒードリッパーはこんな上司にオススメ!
- コーヒーが好きな上司
- コーヒーにこだわりのある上司
- アウトドアが好きな上司
ドリンクの格を上げてくれるグラス
お酒などの飲み物が好きな上司には、上司が好きな飲み物に合ったグラスを贈るのもおすすめです。
日本酒が好きな上司にはグイ飲みを、ビールが好きな上司にはビールジョッキを、コーヒーが好きな上司にはアイスコーヒーをおしゃれに飲めるグラスなども良いですね。
出産内祝いの額で贈るグラスは、グラスとしては高価なほうですので、上質な物を好む上司にもおすすめです。
グラスはこんな上司にオススメ!
- おしゃれな上司
- お酒などをよく飲む上司
- 上質な物を好む上司
仕事熱心な上司には名刺入れ
上司に仕事関係の物を贈りたい場合には、かっこよくてスタイリッシュな名刺入れを出産内祝いとして贈るのも良いですね。おしゃれな上司や仕事熱心な上司でしたら、きっと喜んでくれるかと思います。
また、名刺入れにあまりこだわっていない上司や、名刺を輪ゴムでとめたり漠然とビニール袋に入れている上司にも良い贈り物になるかと思います。
名刺入れはこんな上司にオススメ!
- 仕事で名刺を使う上司
- 名刺を輪ゴムとかで止めている上司
- おしゃれな物が好きな上司
家族のいる上司に喜ばれる出産内祝い
家族団らんの食卓に。お肉
食べる事が大好きなグルメな上司には、ブランドのお肉を贈るのもオススメです。松坂牛や米沢牛など、普段は自分では買わないような高級なお肉で幸せな気分に浸ってもらっちゃいましょう。
一人で食べても最高に美味しいお肉ですが、家族で食べればさらに美味しく、素敵な団らんの時間を過ごしてもらえるのではないでしょうか。
お肉はこんな上司にオススメ!
- お肉が好きな上司
- 食べる事が好きな上司
- グルメな上司
生活の質を上げてくれるタオル
ブランド物のタオルや、ホテルのタオルのような高品質なタオルは、自分ではめったに買う事がない為、出産内祝いとして定番になるほど人気のある一品です。また、タオルを使わないという方はまず居ない為、幅広い年代に喜んでもらえるのも嬉しいポイントです。
上質なタオルは、日々の生活の質をグッと上げてくれる一品です。消耗品ですので、家族のいる家庭では「何枚あっても嬉しい!」と、特に喜んでもらえる傾向にあります。
タオルを選ぶ際には、基本キャラクター物や柄物を避け、シンプルな物を選ぶのが良いとされていますが、子供がいる場合には可愛いキャラクター物や柄物も喜んでもらえます。
タオルはこんな上司にオススメ!
- 上質な物を好む上司
- 子供のいる家庭
子供も笑顔に!ジュース
子供のいる上司や、お酒の飲めない上司にはジュースの出産内祝いがおすすめです。
子供から大人まで美味しく飲めるジュースは、朝食時やおやつの時間に活躍できて家族みんなが笑顔になる一品です。
おしゃれな上司には素敵な瓶のものを、子供がいる場合には缶に小分けされていて使いやすいものなど、上司のライフスタイルに合わせてジュースの入れ物も選ぶと尚GOODです。
子供が小さい場合や、健康志向の上司には砂糖の使われていない100%ジュースがおすすめですよ。
ジュースはこんな上司にオススメ!
- 子供のいる上司
- お酒の飲めない上司
- 甘い飲み物が好きな上司
子供も大人も嬉しいお菓子
子供のいる上司や、甘い物が好きな上司には、お菓子の出産内祝いがおすすめです。
お菓子もジュース同様、子供から大人まで家族全員で楽しめるのがとても嬉しい一品です。おやつの時間やティータイムを、いっそう素敵な物にしてくれる事でしょう。
小さな子供がいる場合には、ゼリーなどの食べやすい物がおすすめです。子供がある程度大きい場合には名店のお菓子を贈れば「こんなお菓子もあるのか」と勉強になる事でしょう。ご年配の上司には、高級感のある和菓子も喜んでもらえます。
お菓子はこんな上司にオススメ!
- 子供のいる上司
- 甘い物が好きな上司
選ぶ楽しみを。カタログギフト
カタログギフトは、家族のいる上司にもおすすめの一品です。自由に好きな物を選ぶ事ができるため、家族でこれがいい、あれがいい!と選ぶ工程を楽しんでもらえます。
また、好みが分からない場合や、必要な物が分からない場合にもカタログギフトは便利です。仕事で関わる上司なだけに、出産内祝い選びは絶対に失敗したくない、という気持ちがあるかと思いますので、どんな物が良いのか分からなく悩んでしまった場合にはカタログギフトを贈るのも良いでしょう。
食べる事が好き!という上司ならば、食べ物に特化したグルメカタログなどもおすすめです。
カタログギフトはこんな上司にオススメ!
- 好みの分からない上司
- 必要な物が分からない上司
- 子供のいる上司
上司へ贈る出産内祝いのマナー
上司へ贈る出産内祝いのマナーをまとめてみました。マナー違反をして上司との関係が悪くなると仕事に支障をきたしてしまいますので、しっかりと確認して失礼のないように対応しましょう。
上司へ出産内祝いを贈る時期
出産祝いのお返し、出産内祝いは、生後一ヵ月のお宮参りの頃を目安に贈ります。これは上司だけに限らず、全ての方への出産内祝いに共通するマナーですので、上司への出産内祝いを用意するのと同時に他の方への出産内祝いの用意もしておきましょう。(但し、喪中の方には四十九日を過ぎてから贈ります。)遅くても、生後二ヵ月頃までには相手の手元に届くように手配しましょう。
通常、出産祝いを頂くのは生後七日から生後一ヵ月の頃ですが、会えなかった等の事情で遅く頂く場合もあるかと思います。その場合出産内祝いは、頂いてからなるべく早く、目安としては一ヵ月以内に贈るようにすると良いでしょう。
また、産後の体調が優れなかった場合や、忙しくて忘れていた場合など、出産内祝いを贈るのが遅れてしまう場合もあるかと思います。その場合には体調が良くなり次第、もしくは思い出し次第、なるべく早く手配し、お渡しする際には遅れてしまった事を謝罪するようにしましょう。
上司へ贈る出産内祝いの相場金額
通常、出産内祝いの金額相場というと、頂いたお祝いの半額から三分の一の額ですが、部下から上司へ出産内祝いを贈る際には、半額までいかない三分の一程度の金額の物を出産内祝いとして贈るのが理想的です。
理由としては、控えめで良い印象を与えることができるからです。半額でもマナー違反ではないのですが、すこし可愛げがないなと思われてしまうかもしれません。上司への出産内祝いは、多少甘える気持ちを持って大丈夫です。
上司から部下へ贈る出産祝いの相場金額は5000円~一万円ですので、上司への出産内祝いは1500円から3500円くらいの物を、多くても2500円から5000円くらいの物を選ぶようにしましょう。
上司へ贈る出産内祝いの熨斗(のし)について
上司へ出産内祝いを贈る際の熨斗(のし)には、「何度あっても嬉しいお祝い」という意味の紅白蝶結びの熨斗を使用します。のし上には「内祝」「内祝い」もしくは「出産内祝」「出産内祝い」と記入し、のし下には赤ちゃんの名前を漢字で記入し、右側にはふりがなをふります。
のしを付ける位置は、自分のお祝い事ですので控えめな「内のし」にします。包装紙の上ではなく、品物の箱に直接のしを貼ります。
親しい友人へ贈る出産内祝いの場合、熨斗をつけずに可愛いラッピングなどで済ます場合もありますが、相手が上司の場合はラッピングではなく、礼儀の姿勢を示す熨斗をつけるようにしましょう。上司へリボンなどのラッピングで渡してしまうと、常識のない人だと思われてしまいます。
上司へ出産内祝いを贈る際のよくある疑問
出産祝いのお返しはいらないと言われたら?
A.上司から、「出産祝いのお返しはいらない」と言われる事はよくある話ですが、ビジネスの場という事を考えましても、上司へはお返しをする事が望ましいです。
上司への出産内祝いは宅配・郵送で送っても良い?
A.上司へ出産内祝いを贈る際、宅配や郵送を利用して送っても失礼には当たりません。出産内祝いを贈る時期の生後一ヵ月頃は、赤ちゃんもまだ外の世界に慣れていなく、ママも産後の疲れが残っていて体力がない時期ですので、郵送を利用して送ったほうが現実的とも言えます。
もちろん、直接渡したい場合には直接渡しても問題はありません。その場合には、赤ちゃん・ママ共に一ヵ月検診で問題がない事を確認してから出向くようにしましょう。
出産祝いを頂いてきたのが旦那さんで、直接渡せる環境にある場合、小さな物であれば直接渡してお礼を言ったほうが気持ちは伝わりやすいですが、冷蔵品や冷凍品、重たい物や大きな物の場合には管理や持ち帰りが大変ですので、ご自宅に郵送してあげたほうが親切です。また、人目が気になる場合などにも宅配・郵送の利用は便利です。
宅配・郵送を利用する場合には、宅配・郵送で送ったという旨と到着日時の連絡を事前にしておきましょう。突然品物が届くと相手をびっくりさせてしまいます。
上司への出産内祝いで贈ってはいけない物は?
A.上司へ出産内祝いを贈る際には、気を付けなければいけない品がいくつかあります。上司へ贈ってはいけない品は以下の通りです。
現金・商品券
現金や商品券を、上司に出産内祝いとしてお返しするのはNGです。
現金や商品券は露骨に金額が分かる為、生々しくて好まれない事が多いですし、お返しの品を考えるのが面倒だったと捉えられかねません。
筆記用具
筆記用具を贈るというのは、「もっと勤勉に」という意味がありますので、上司への出産内祝いとして贈るのはとても上から目線になってしまいます。
履物
靴やスリッパなど履物を贈るのは、「踏みつける」という事を連想させてしまいますので、上司への出産内祝いとしては向きません。
下着や靴下
下着や靴下など、「下」の文字がつく物を贈るのは「下に見ている」と捉えられる場合がありますので、上司への出産内祝いとしては避けたほうが良いでしょう。
腕時計・かばん
時計、かばんを贈る事は「もっと仕事に一生懸命取り組んで」という意味がありますので、上司への出産内祝いとしては向きません。
ベルト
ベルトは締める事から、「気を引き締めて」という意味になってしまいます。こちらも、上司に贈るのには上から目線になってしまいますので避けたほうが良いでしょう。
但し、比較的若い上司でしたらしきたりなどをあまり気にしない方も多いですので、喜んでもらえそうだと思う場合にはこれらの物を贈るのもありなのではないかと思います。ご年配の上司の場合は、しきたりなどを重んじる方も多いですので、避けたほうが無難かと思います。
他にも、「縁を切る」ことを想像させてしまうはさみやナイフなどの刃物、「苦」「死」を想像させてしまう櫛など、縁起の悪い物は避けるようにしましょう。特にご年配の上司は気にする方が多いですので注意するようにしましょう。
他にも贈ってはいけないとされるNGな物につきましては、こちらにまとめてあります。
お礼状やメッセージカードは付けなければならない?
A.上司へ出産内祝いを贈る際には、お礼状やメッセージカードは必ず付けなければならない物ではありません。
手渡しする場合には、口頭で出産祝いに対してのお礼を言い、どんな名前をつけたのか、赤ちゃんの近況などを伝えればお礼状・メッセージカードを付けなくても十分感謝の気持ちは伝わるかと思います。
郵送する際には、部下と上司という間柄からしてもできるだけお礼状・メッセージカードを付けるのが望ましいです。漠然と出産内祝いの品だけが届くと、ちょっと冷たい印象を与えてしまうかもしれません。上司とは今後も仕事で付き合っていく関係ですので、お礼状もしくはメッセージカードを付ければ感謝の気持ちが伝わり、仕事も円滑に進むのではないでしょうか。
上司にピッタリの出産内祝いを選ぼう
如何でしたでしょうか。あなたの上司に喜んでもらえそうな、ピッタリの一品は見つけることができましたか?
これからも上司とは仕事でお世話になる仲かと思います。「センスのいい部下!」と思ってもらえる一品に出会えると良いですね。